自動車教習所にぎわう

update 2003/2/18 10:39

　３月の卒業式シーズンを目前に、函館市内の自動車教習所が混雑のピークを迎えている。進学や就職を控え、免許を取得しようとする高校生が大半で、学制服姿の教習生も目立つようになってきた。

　公安委員会指定の市内の自動車教習所は、函館自動車学校（川原町）亀田自動車学校（桔梗）道南自動車学校（金堀町）函館中央自動車学校（西桔梗町）の４カ所。繁忙期は１１月から翌年３月までで「入学者の８割がこの時期に集中する」（関係者）とも言われる書き入れ時だ。

　中でも、１２月下旬から１月上旬までの冬休み期間中や、進路のめどが立つ２月が混み合うが、ここ数年は景気低迷などの影響で、生徒の進路決定が遅くなる傾向にあるため、冬休みよりも、２月への集中が顕著になってきているという。

　函館自動車学校の場合、２月に入ると、教習生の数が閑散期の倍近い盛況ぶり。「何とか３月末までに免許を取れる態勢にしたい」と、昨年までは３月だけだった日曜・祝日の講習を今年は２月から開始。休み返上の忙しさという。

　亀田自動車学校もほぼ同様の混雑ぶりで、受付窓口やロビーは大にぎわい。学制服姿で配車表を確認したり、テキストに目を通す姿が見受けられる。

　富良野町内の食品メーカーに就職が内定し、昨年１２月中旬から同校に通っている梅木英典君（函館水産高校３年）は「学校の先生に言われた通り、早く入ってよかった。３月までに確実に取れないと困るし」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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