20歳の投票立会人苦戦、応募10人と低調

update 2003/2/17 10:43

 函館市選管が今春の統一地方選で、若年層の投票率向上を目的に募集した「20歳の選挙立会人」が苦戦している。14日で受け付けが締め切られたが、81人の採用枠に対し、わずか10人の応募にとどまっている。同選管では市内の大学・短大などに協力を要請したほか、追加募集を1週間程度実施する。

 投票率全道ワースト1の返上と、初めて選挙権を持つ20歳の若者に選挙への関心をもってもらおうという企画で、市内81カ所ある投票所に1人ずつ、計81人を採用する。知事・道議選、市長・市議選の2回とも務めることが可能で、日当も1万800円と若者にとっては高く“魅力のあるアルバイト”と見られていた。

 1月下旬から新聞や広報誌「市政はこだて」を通じて募集したが、集まったのは学生や無職の若者10人のみという、予想以上の少なさ。同選管では急きょ、市内8つの大学・短大・専門学校・高専に要請し、募集要項を掲示するなどのPRに努めている。同選管選挙課では、集まりきらない場合、従来通り町会関係者に従事してもらう意向だが、「頼むにしても若い人にお願いしたい」としている。

 また、同選管では投票事務(69人)開票事務(50人)の学生アルバイトも、大学・短大・高専などで10日から立会人と併せて募集中。日当は投開票を合わせると1万5000円程度で、「こちらにもぜひ」(同課)と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社



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