「証明書交付は電話予約で」市、ＰＲに懸命

update 2003/2/17 10:41

　函館市は、市役所の窓口が開いている時間以外でも、事前に電話予約すれば住民票などの各種証明書を受け取れる制度を設けている。３月から４月にかけては入学、就職などで各種証明書交付が増える時期だけに「ぜひ利用を」と呼び掛けている。

　市は、仕事などで平日の来庁が困難な市民への便宜を図る目的で、１９９３年６月から土曜日のみ、事前電話予約による証明書交付を開始。昨年５月からは平日と日・祝日も利用できるように制度を改めた。

　対象となる証明書は住民票、印鑑登録証明書、外国人登録原票の写し、外国人登録原票記載事項証明書の４つ。制度を改正して以来利用が徐々に増え、今年度は１月末までに１９５件（平日７０件、土曜日８８件、日・祝日３７件）の利用がある。土曜日のみだった昨年度の利用実績は１８７件だった。

　市では広報紙「市政はこだて」などを通じて周知に努めているが、担当の戸籍住民課では「制度を知らない市民も多いのが実情。年度末の時期は忙しくなると思うので、気軽に利用してほしい」と話している。

　交付を受けられるのは市役所本庁舎のみ。電話予約の受け付け時間は、平日が午前８時４５分〜午後４時、土・日曜日と祝日は閉庁日前日の午前８時４５分〜午後４時。交付は平日が午後５時半〜同７時、土・日曜日と祝日は閉庁日の午前８時４５分―午後５時１５分。交付場所は市役所地下１階の宿日直室。予約、問い合わせは市民部戸籍住民課TEL２１-３１６８。

提供 - 函館新聞社

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