園児迎えの車上荒らしに注意
update 2003/2/16 02:31
お迎えの際は車に鍵を―。函館市内の保育園で、ここ数年、子供を迎えに来た親の車を標的にした車上荒らしの被害が続いている。鍵を付けたまま、子供を引き取りに車を離れた一瞬を狙っての犯行。少しの不注意が被害を招くケースが少なくなく、各園では張り紙などで貴重品の携帯や車の施錠を呼び掛けるなど自衛策を取っている。
車上荒らしは、主に人目に付きにくい夕方を狙い、住宅街や細い路地に面した保育所の前で発生。毎年、市内の複数の保育園で被害があり、件数は多い所で年間2、3件という。
被害は、エンジンをかけたまま放置された車の中から、現金だけ抜き取られる事例が一般的。しかし、東部地区の保育園では「鍵を掛けていたが、車に戻ると助手席のドアが開いており、バッグごとなくなっていた」というケースも。
また、「別件で逮捕された男が、盗まれた自分の財布を所持していたと、警察から連絡があった」などの声もある。
こうした現状に、各園では玄関に張り紙を掲示したり、各家庭に配る通信などで注意を促している。松陰保育園では、迎えに来た親一人ひとりに、車を出るときは財布を携帯するよう声を掛けたところ、一昨年から被害がなくなった。
各園からは「お迎えのラッシュアワーとなる午後5時ごろは大忙し。外の車まで目が行き届かない」「車に近づく人を見ても、持ち主かもしれず、簡単に注意できない」などの悩みも聞こえてくるが、「被害に遭う前に自己防衛するのが最も効果的では」(松陰保育園)との指摘もある。
提供 - 函館新聞社
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