ガソリン価格上昇
update 2003/2/13 11:13
函館市内の大半のガソリンスタンドが今週初め、ガソリン価格の値上げに踏み切った。イラク情勢の緊迫化や、ベネズエラのゼネストの影響による原油価格の上昇などが要因。小売段階でのガソリン価格の値上げは昨年11月中旬以来で、今年に入ってからは初めて。レギュラーガソリン1リットル「当たり3円アップの104円の表示が目立っている。
市内のガソリン価格は、昨年夏、80円台で販売するガソリンスタンドが出たことで、一時、90円台への引き下げが相次いだ。しかし、元売各社の仕切り値(卸値)の上昇を受け、10月には値戻しの動きとなり、大半のガソリンスタンドで11月18日以降、レギュラー1リットル「当たり101円が続いていた。
市内の小売業者によると、イラク情勢の緊迫化などによる市場の供給不安に加え、寒波で需要が増大し、昨年11月以降も元売り各社の仕切り値(卸値)が上昇。「消費者に転嫁するのを抑えてきたが、限界」と、今回の値上げについて説明する。
大半のガソリンスタンドで、この10日からレギュラーガソリン1リットル「104円を表示。一部では105円も出ている。また、市亀田農協も13日から3円アップし、102円とする考え。
市内の小売業者からは「仕切り値は昨年11月から8円の上昇。すべてを価格に転嫁できていない」との声もあり、イラク情勢の動向などで原油価格の上昇が続けば、今後も小売価格に影響するのは必至だ。
提供 - 函館新聞社
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