点字用投票用紙に各選挙の種別を明記
update 2003/2/12 11:05
函館市選管は今春の統一地方選から、点字用の投票用紙に各選挙の種別を記す点字を付ける方針を固めた。4月13日の知事・道議選、同27日の市長・市議選でそれぞれ、投票用紙の右上にシールを張る。同選管では、目の不自由な有権者の利便性向上とともに、投票率アップにつながるものと期待している。
点字投票の際に使用する投票用紙は、従来、投票用紙の右上に「点字投票」と記載し、紙質を通常のものより厚くしている。主に選管側が確認する目的で使われ、点字による候補者名簿が別に備え付けられていた。
今回からは厚めの投票用紙はそのままに、「ちじ」「どうぎ」「しちょう」「しぎ」とそれぞれ点字で記載した透明のシールを用紙右上に張ったものを作り、投票者の利便性向上を図る。市長選・市議選では1000枚作成、知事選・道議選の作成枚数は未定。
前回(1999年)の統一地方選で、函館では知事選で47票、道議選で48票、市長・市議選ではともに56票で点字投票用紙が用いられている。有権者、投票者数全体の比率では0・02―0・04%程度だが、市選管では「点字を付けることで投票もしやすくなるのでは」と、投票率アップに期待している。
この問題では、道視覚障害者協議会函館支部(原田タミ支部長)が、市選管に種別分けした投票用紙の作成を求めるなど、道内の関係団体などから強い要望が出ていた。
提供 - 函館新聞社
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