函館野外劇、仏・ルピデュフの季刊誌で特集

update 2002/12/18 11:12

 フランス・ルピデュフ野外劇が発刊している季刊誌の最新号に、市民創作「函館野外劇」(フィリップ・グロード理事長)が特集で掲載された。7月に来函したルピデュフ野外劇の関係者が、全国野外劇サミットや野外劇鑑賞などの感想を「忘れられぬ滞在」と旅行記にまとめている。

 ルピデュフ野外劇は今年で25年目。壮大なスケールで展開する舞台やテーマパークの造成など、世界でも有名な野外劇となっている。今年15年を迎えた函館野外劇がスタート時の手本とするなど結びつきも強く、唯一、姉妹提携のお墨付きを得ている。

 ルピデュフ野外劇の一行は、函館野外劇の15周年記念講演と7月25、26日に行われたサミットに合わせて来函。同月23―27日の5日間の滞在で、観光、サミット参加、野外劇観賞などのスケジュールをこなした。

 今回はその旅行記を全世界に配布するという「ピュイフォレ」(80ページ)の9―12月号に4ページにわたり写真入りで掲載。大沼への観光、サミット会場の様子、観賞した野外劇のストーリーや演出、函館野外劇の15年などを細かく紹介している。函館野外劇を「ボランティア精神あふれるメンバーの定着と活力が生み出した」と分析し「友情のあかしに触れ感動した。次は函館の来訪をもてなしたい」と結んでいる。

 同野外劇の会では「弟分として、日本の野外劇の第一人者として、活躍を認められたことが大変うれしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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