新規高卒者の就職面接会

update 2003/2/7 11:11

　今春卒業する渡島、桧山管内の高校生を対象にした、今年度２回目の就職面接会が６日午後１時からホテル法華クラブ函館で開かれた。地元や札幌の企業１２社が参加。高校生は１９校から６０人が訪れ、希望する企業との面談に臨んだ。

　函館公共職業安定所と函館市、渡島支庁の主催。同職安のまとめによると、渡島、桧山管内の今春の新規高卒者の就職内定率は、昨年１２月末現在、過去最低の４５・０％。就職希望者８３３人が就職先の決まらないまま、年を越した。

　このため、同職安などでは企業訪問で新たな求人を開拓。同面接会の参加企業は建設業やホテル、警備、燃料販売などで、前年よりも１１人多い計５８人の求人が出された。

　会場では、高校生らが希望する会社の面接カードを提出し、人事担当者と真剣な表情で面談。業種では事務職の希望が多かった。裁縫関係の仕事を希望する市内私立校の女子生徒は「求人自体が少ない。もし卒業までに決まらなかったら、アルバイトをしながら探したい」。コンピュータ関連の会社を希望する同じく市内私立校の男子生徒は「このまま探してダメなら道外にも目を向けるが、地元に就職したい」と語った。

　今年度の就職面接会は今回が最後で、同職安では「卒業までに１人でも多くの生徒の就職が決まってほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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