インフルエンザ猛威
update 2003/2/6 11:07
函館市内の学校で1月下旬から流行しているインフルエンザが、2月に入り、一段と猛威を振るっている現状を受け、市教委は、各市立学校の養護教諭が集まっての「インフルエンザ緊急対策会議」を7日に開くことを決めた。各校独自の取り組み状況などを話し合いながら、今後の対応を検討する。
市立函館保健所が市内11カ所で実施している定点観測調査によると、インフルエンザは昨年末から増え始め、この2日までに804人(1月20―26日で205人、同27日―2月2日で316人)が発症している。過去3年間では、1999年度1007人(2月2日時点では505人)、2000年度138人(同9人)、01年度1025人(同12人)となっており、今冬のハイペースぶりは顕著だ。
市内の小中学校でも、この傾向がそのまま学年、学級閉鎖の増加に比例しており、1月24日に赤川小の1学級が閉鎖されたのを始まりに、ほぼ毎日のように学級、学年閉鎖が続き、5日時点では学年閉鎖8校、学級閉鎖は31校69学級に及んでいる。
この状態を重くみた市教委は、対策会議の開催を急きょ決定。当日は市立幼稚園、小中学校、高校の養護教諭や保健担当教諭約70人が集まり、今後の対応策を検討。函館中央病院の山田豊副院長がインフルエンザウイルスの症状と予防法について講義するほか、市立学校のり患状況、各学校での対応などがそれぞれ報告される。
市教委では「中学3年生や高校3年生の受験期が控えており、インフルエンザ発症が春先まで長引くことを懸念した。各学校で独自に実施している対策を持ち寄ってもらい、それを束ねていきたい」(学校教育課)と話している。
提供 - 函館新聞社
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