酒井氏が道議戦出馬表明

update 2003/2/4 11:11

　知事選出馬を検討していた道議会議長の酒井芳秀氏（５８）＝自民党、日高管内＝は３日午前、道議会議長室内で記者団に対し「出馬することを決意した」と述べ、正式に立候補を表明した。

　酒井氏は１月末、知事選出馬について、札幌市内で記者団に対し「（自民党道連が出馬要請する）高橋はるみ氏の出方を見て慎重に判断したい」と述べていたが、今月１日に地元・日高管内静内町で後援会の拡大役員会などを開き、支援者らの意見を聞くなどしていた。

　酒井氏は「高橋氏の出馬表明を見て態度を決めると言ってきたが、北海道のためにやるぞ―という自分の決意が固まった。サイは投げられたということ」と述べた。

　酒井氏は日高管内三石町出身で北大工学部卒。１９８３年の道議選で初当選し、現在は連続５期目で、０１年６月から議長を務めている。

　知事選では、自民党道連が出馬要請している前道経済産業局長の高橋はるみ氏（４９）、道副知事の磯田憲一氏（５７）が近く出馬表明する予定になっているほか、共産党推薦で道教組委員長の若山俊六氏（６４）、大樹町在住でマールティンルーター大学（ドイツ）農学部教授の都築利夫氏（７１）が既に出馬を表明している。

提供 - 函館新聞社

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