警察と農協が合同パトロール
update 2003/10/30 09:59
【厚沢部】全国で多発している農作物の盗難被害を未然に防ごうと、江差署(小安登署長)とJA新はこだて厚沢部支店(山崎徹支店長)は、29日から厚沢部町内で合同パトロールを始めた。町内での農作物の収穫が終わる11月中旬まで、監視の目を光らせる。
同署、同支店では同町の美和、館町、鶉町の3地域を対象に3班体制でパトロールを開始。農家や農協の倉庫などを対象に不審な人物や車両をチェックするほか、収穫物の保管庫などを対象に防犯診断を行う。同町内では農家の倉庫などを狙った、軽油の窃盗事件も発生していることから同署が警戒を強めている。
29日に同支店で行われた出動式には同署、同支店の車両約20両、警察官と支店職員ら約50人が参加。小安署長は「八雲町でもコメの盗難事件が発生するなど全国的に農作物の盗難被害が相次いでいる。強い盗難防止意識を持って対策を講じて欲しい」と訓示した。
奈良正人JA新はこだて厚沢部地区運営委員長は「町内では雑穀や小豆の収穫が進んでいる。農業を基盤とする厚沢部町内でも事件の発生が懸念される。生産者と農協が連携して被害を防止しなければならない」と呼び掛けた。
出動式が終わると同署のパトカーや「盗難防止パトロール車」のステッカーを張った軽トラックなど同支店の車両がパトロール地域に出動した。
提供 - 函館新聞社
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