衆院選きょう公示
update 2003/10/28 10:42
第43回衆院選は28日公示され、11月8日まで12日間の選挙戦(投票日9日)に突入する。北海道8区(渡島・桧山管内、改選数1)は、比例道ブロックからくら替えとなる民主党前職の金田誠一氏(56)、自民党新人の佐藤健治氏(46)、共産党新人の伏木田政義氏(56)、無所属新人の前田一男氏(37)=五十音順=が出馬の予定。小選挙区制導入後初の保守分裂選挙で、かつてない激しい選挙戦となるのは確実な情勢となっている。
2000年6月以来、3年4カ月ぶりの衆院選で、前職の金田氏を含め全員が初の小選挙区での戦いとなる。
金田氏は、民主党元職の鉢呂吉雄氏が道4区(後志管内、札幌市手稲区)に国替えしたことに伴い、比例道ブロックからの転身。当選3回だが、選挙区選挙は1993年(旧道3区時代)以来10年ぶり。保守分裂を「追い風」にできるかが課題。
父親で元衆院議員、佐藤孝行氏の二男佐藤氏は、自民党道連による「公募」で選ばれ、党の公認も得た。孝行氏の支持層だった町村部の建設・水産関係業界を中心に支援を受けているが、函館市内で新たな支持層をどこまで獲得できるかが焦点。
伏木田氏は、93年以来10年ぶり2回目の衆院選への挑戦となる。管内の同党所属の市議、町議らが組織票固めを進める。小泉改革路線を批判するなど、野党色を鮮明にしているが、函館市などの大票田で無党派層にどこまで浸透できるか。
保守系の前田氏は、自民党道連の公募から漏れ、無所属で出馬する。自民党公認の佐藤陣営から抗議されながらも、同党森派との太いパイプを前面に打ち出し、「保守の新風」をアピール。知名度不足をどこまで克服できるかが、大きなポイント。
立候補の受け付けは28日午前8時半から渡島合同庁舎3階講堂で行われ、締め切りは同日午後5時。(衆院選取材班)
提供 - 函館新聞社
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