いじめ防止等推進事業トークショーに盛田さん招く
update 2003/10/26 09:48
道教委のいじめ防止等推進事業の一環として、渡島教育局は25日、「なくそう、いじめ!道南さわやかスクールの集い」を函館大学で開いた。鹿部町出身で、元大阪近鉄バファローズ投手の盛田幸妃さんを招いたトークショーでは、集まった約230人が盛田さんの野球人生に耳を傾けた。
盛田さんは、プロ5年目にして初めて一軍で活躍できた理由を「精神的な開き直り」と表現。「失敗を恐れて悩む前に、何事も行動してみる。それが次につながる」と語った。
1998年に脳腫瘍(しゅよう)と診断されてからは、家族や周囲の支えに対する感謝の気持ちを覚えたことや「相手の身になって物事を考えることができるようになった」と人間的に大きく変化したことを告白。「病気にかかったことで、勇気と責任を持つことができるようになった」と話した。
また、詰め掛けた子どもたちに対して「夢を持って、何事も継続してやることが大切」とメッセージを送った。
トークショーに先立っていじめなどについてのシンポジウムも開かれ、3人のパネリストが意見を交換。午後2時半からは函館市内中心部でポケットティッシュを配って啓発活動を行った。(小豆畑 栄)
提供 - 函館新聞社
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