教育大学付属３校で教育実習

update 2003/10/24 10:40

　道教大附属函館中学校など系列３校は、来春から教壇に立つ函館市内の大学生を対象に教育実習を行う。教科指導はもちろん、それ以外の学校生活にかかわるあらゆる指導に携わるのが特徴で、学生にとっては、４月からの“本番”を前に実際に教員が何をするのかを知る絶好の機会となる。

　教育実習を行うのは附属中のほか、附属小、附属函館養護学校で、来年２月下旬から３月上旬にかけて１週間の日程で実施する。教育実習では、公開授業のほか、職員会議などにも出席。さらに生徒会や各部活動の指導、保護者の対応など、教科指導以外でも実際の教員と同じ仕事をこなすことになる。

　通常の教育実習は教科指導をメーンにしているだけに、それ以外の部分をいち早く体験することで、学生たちにとっても不安を解消につながる。

　今回は函館市内の大学すべてを対象に、１２月から募集を始め、各校１５人程度の学生を受け入れる。

　附属中の林敏雄教務主任は「実際に４月からスタートすれば新人でも他の教師と同じように仕事をしなければいけない。この教育実習で心構えをしっかり持ってもらえれば」としている。（小豆畑　栄）

提供 - 函館新聞社

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