エネプロがたけだストアに市民風車
update 2003/10/24 10:40
南北海道自然エネルギープロジェクト(ピーター・ハウレット代表)は、市民風車第一号となる小型風力発電機を購入し、23日に函館市弁天町12のたけだストアー(竹田徹社長)屋上に設置した。風車が作り出す電力は、同店の電光看板に早速活用され、同日は点灯セレモニーや設置記念コンサートが同店で開かれた。
大型の市民風車建設を目指して幅広い活動を続ける同会が、今回は「風力とは何か実践に触れ、大型風車設置への機運を盛り上げたい」(ハウレット代表)と、小型風車の設置に踏み切った。
この風力発電機は、アメリカ製の400ワット、ブレード(羽根)の直径は117センチ。同会では、これを第一弾に今後も小型風車を増やしていきたい考えで、風車は同会のシンボルキャラクター、風の又三郎にちなみ「又三郎1号」と命名された。
同日午後4時、2階建て店舗の屋根の上に風車を設置した後、ハウレット代表が「私たちの会にとって最初の風車であり、道南初の市民風車と呼んでいいと思う。これを最初の一歩とし、函館や日本に風力を広げていきたい」とあいさつ。風車がビュンビュンと音をたてて回る中、会員の出町建夫さんがコントラバスを演奏。ほかの会員も、ホースを回したり、鉄琴を鳴らしたりして演奏に加わり、市民風車誕生を喜び合った。
コンサートの後は店舗入り口で、同会会員でもある木版画家の佐藤国男さんがバッテリーなどを収納するために製作した木製箱をお披露目。同店関係者で、同会副代表の竹田とし子さんがスイッチを押すと、風力エネルギーによって看板に光が灯り、会員や買い物客から拍手が沸き起こった。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。