茂辺地自然体験の森

update 2003/10/24 10:38

　【上磯】道森林管理局函館分局が整備を進めている「茂辺地自然体験の森」（上磯町茂辺地）が２３日、報道関係者に公開された。木材を利用したバリアフリーの散策路やトイレを設置。１１月１１日の開園セレモニーでお披露目し、来年４月末に本オープンする。

　整備したのは国有林３１２ヘクタール。さくにカラマツ材、路盤にクリ材を使用した木桟道（８０メートル）や、路盤に樹皮を使った散策路２カ所（約７５０メートル）、トイレ２棟などを設け、車いすで利用できるよう施した。

　護岸の浸食を防ぐためには、木製の護岸工を設置したほか、約４０ヘクタールのツル切除伐など森林を整備し、道路や駐車場を舗装。整備は２００１年度から３カ年計画で、看板取り付けなどを除きほぼ終了した。総事業費は約２億円。

　西堀稔分局長は「森林管理の方向性は木材生産から、国土保全、自然環境維持など多様なものに転換している。茂辺地はそのモデルの１つ。多くの人に利用してもらいたい」と話している。１１月１１日の開園セレモニーでは植樹やスギの枝打ちなどが行われる。

提供 - 函館新聞社

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