函館山ロープウェイの法定点検始まる
update 2003/10/23 11:00
函館山ロープウェイの「法定1年定期検査」が22日、始まった。今年は1988年の大型化以来初めてとなる支索の点検作業を行うため、検査期間は例年のほぼ倍の25日間となっており、11月15日まで運休する。同日からはエレベーターの取り付けなど、展望台の改修工事も始まっている。
同社では毎年11月に同点検を実施しているが、今回は例年の点検のほか、安全対策を目的としたメーンの支索を30メートルずらす作業も行う。社員や索道メーカーの総勢約40人が作業に当たる。
初日22日は午前8時半から、ゴンドラを引くためのワイヤーロープに付いている、懸吊機(けんちょうき)の取り外し作業などを行った。秋の紅葉深まる山や船が行き交う津軽海峡を背に、次々に作業が進められた。
また、山頂展望台ではエレベーター取り付け、1階売店の廃止と2階売店の増設など、利便性を高める工事もスタート。同工事は今年いっぱい続くとしており、同社では「お客さまにはご不便をお掛けいたしますがご理解いただきたい」と話している。
展望台は点検中も平常通り営業する。31日まで午前10時―午後10時、11月1日からは午前10時―午後9時。登山道も午後5―10時の夜間通行規制が解除されており、マイカーやバスで山頂に行くことができる。恒例の市民感謝祭は11月30日に実施予定。(福士雅巳)
提供 - 函館新聞社
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