渡島西部観光に意見続々

update 2003/10/22 11:02

 渡島西部6市町(松前、福島、知内、木古内、上磯、函館)で広域観光ルートを検討する「おしま西部観光再発見会議」は20、21の両日、旅行会社など観光関係者を招き、6市町の観光地を視察した。歴史と食をテーマに、各町が売り出したい自慢の観光資源を駆け足で紹介。招かれた関係者からは、「食」に特化した取り組みを勧める意見が相次いだ。

 同会議は渡島支庁の地域政策推進事業(支庁独自事業)。今回は道内外の旅行会社や旅行情報誌など観光関係者7人を招き、委員15人が参加した。

 初日は函館市の五郭、木古内町のサラキ岬や福島町の横綱記念館などを案内し、松前町の旅館に宿泊。2日目に松前城や知内町の中の川漁港、上磯町の戸切地陣屋などを周回した。食事は松前町のアワビ、マグロ、知内町のマコガレイや福島町の千軒そばなど、それぞれマチの自慢の食材でもてなした。

 JR東日本営業部びゅう旅行企画センターの山本周二主席は「函館の観光が強すぎるので、食をブランド化すべき」と指摘。昭文社旅行書編集部の隈部元英次長も「食は旅の動機になる。もっと工夫を」とアドバイスした。

 意見を踏まえ、同会議は11月下旬の会合でルートを整理し、来年3月までにルートマップを作成する。

提供 - 函館新聞社



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