東雲広路、違法駐車ダメ
update 2003/10/18 13:51
函館市役所から旧シーポートプラザへ続く「東雲広路」の、同プラザ寄りの一角が連日、違法駐車であふれている問題で、函館西署は徹底取り締まりを始めた。17日には、レッカー移動4台を含む20台の違反を確認、摘発するなどした。同署は、苦情の多い同所の違法駐車排除で「市内全域でのドライバーのモラル向上につながれば」と期待している。
同所は、歩道にも車両が駐車するなど、「一大駐車場」となっていることから、市民や観光客からの苦情が絶えず、今年8月、駐車禁止とした。駐車車両は一時的になくなったものの、すぐに元通りに。同署には「完全に違法行為なのになぜ取り締まらないのか」と以前に増して、苦情が寄せられていた。
同署は、15、16の両日、駐車していた約40台ずつに警告を行い、17日、署員約10人を動員して摘発に乗り出した。警告の成果もあり、午前中の取り締まり開始時に駐車していた車両は25台と警告前の約半数で、うち5台がすぐに移動した。違反者の大半が“常習者”で、付近の会社などに勤めている人たちだったという。
これまで、同所では、歩道に車両が乗り上げられないように車止めが設けられたほか、「横断歩行者あり」と書かれた標識を設置するなどの対策を講じてきたが、抜本的な解決策には至らなかった。
同署は今後もパトロールや取り締まりを強化するとともに、2メートルほどある路側帯の幅を狭くするなどの対策を市に強く求めていくことにしている。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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