横津岳スキー場再開へ

update 2003/10/15 10:42

　【七飯】七飯町大中山の横津岳スキー場（旧横津岳国際スキー場）を所有する、リゾート施設運営の加森観光（本社・札幌）は１４日までに、同スキー場の営業を２年ぶりに再開することを決めた。オープン予定日は１２月６日。

　同社は昨年１１月、同スキー場や隣接するよこつゴルフコースについて、ビル管理の東管（本社・東京）から業務譲渡を受けた。

　当初は同月から、スキー場の営業を実施する予定だった。しかし、スキー場へ至る町道について、管理者の町が除雪をしない方針を明らかにしたことを理由に、昨シーズンの営業を見送った。

　今回は〈1〉雇用の場の確保〈2〉レジャー産業の振興―などを狙いに、町が今冬、除雪を行うことを決定したことを受け、営業再開に踏み切ることとした。町は今後、経費の一部について関係機関から負担を求めるという。

　同スキー場の佐々木孝雄支配人は「ようやく営業を再開できる。従来通り、地域に愛されるゲレンデづくりを進めたい」と話している。

　同スキー場は７コース、リフト３基を有し、営業時には各シーズン、約５万人の利用があった。加森観光は今季、５万人程度の利用を見込んでおり、来年４月４日までの営業を予定している。

　なお、ゴルフ場は今年４月から予定通りオープンしている。

提供 - 函館新聞社

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