巨大ねはん像札幌へ
update 2003/10/11 11:03
【恵山】恵山町所有の「恵山モンテローザ」の巨大ねはん像が、札幌市の寺(宗教法人)に1470万円(税込み)で売却されることが決まった。来週には本契約が結ばれることになっており、11月中旬ごろまでに札幌へ移送される見通し。
10日の同町議会で可決された。像は全長45メートル、高さ11メートルで、全身が金色に輝いている。一度、大阪の企業に売却が決まったが、その後連絡が途絶え、同町では今年4月下旬に契約を解除。新たな買い手を探していた。
契約は郵送でやり取りする。移送方法については、同町は「現地引き渡しなので、どのように運ぶかは関知しない」としながらも、町有地からの搬出となるため「連絡を取り合うことになると思う」としている。
モンテローザ跡では、ねはん像のほか、凱旋門を模したと思われる入り口の巨大な門も、今年8月に大阪の建設業者に約200万円で売却が決定。来年の1月4日までに運び出す契約も結ばれ、「バブルの清算」が進んでいる。
また、海を眺めるように立つ巨大な「立ち観音像」も、門を買った大阪の業者が興味を示しており、同町でも「買ってもらえたらありがたい。(モンテローザの)整理作業が進むのは喜ばしい」と期待している。
同リゾートは、バブルの終えんとともに破綻。新興宗教団体が買い取る動きを見せたことから、町が2億円で買収し、現在も整理作業を進めている。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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