高田さん七飯町観光ポスター製作

update 2003/10/11 11:00

　【七飯】七飯町職員でフォトクラブＮＥＷＳ＆ＳＣＥＮＥＲＹ代表の高田康夫さん（５１）が、オリジナルの七飯町観光ポスターを製作した。古里の七飯を全国にＰＲしようと、自ら撮影した写真を使い作った。高田さんは「大沼は全国的に有名だが、七飯の名はあまり知られていないのが現実。ポスターを通じ、七飯の名前と魅力を大勢に伝えることができれば」と張り切っている。

　カメラを本格的に学び始めたのは１９９２年、町の広報担当になってから。その後、さまざまな被写体を追い掛け、シドニー五輪サッカー日本代表候補が町内で合宿した様子を収めた写真展（２０００年）の撮影を担当。このほか、０１年には初の個展を函館市内で開いている。

　今回は七重小学校時代の友人たちとの雑談がきっかけ。昨年の正月、帰省した友人たちに大沼の冬景色を写した写真を見せたところ、「これをポスターにして、わが古里を全国に知ってもらえたら」と言われた。高田さんにも同様の思いが以前からあり、友人たちの協力を受け、自費製作を決めた。

　素材とした写真は一昨年１月に撮影した。雪化粧をした駒ケ岳と結氷した大沼、澄み切った青空のコントラストが鮮やか。これに「七飯」と「Ｎａｎａｅ」の文字を大きく配し、「行ってみたい北海道　魅てみたい大沼の自然」のメッセージを添えた。

　Ｂ２判のカラーで１５０枚を印刷した。大都市を中心に大手旅行代理店やホテルなどへ無料で配布する。そのほか、町内の公共施設や希望する学校などへも贈る考えだ。

　高田さんは「七飯に来た人は皆、素晴らしい所だと言ってくれる。その良さをもっと、多くに知ってもらうきっかけになれば」と話している。

提供 - 函館新聞社

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