本年度全国防犯功労者表彰で佐藤さん金章

update 2003/10/10 11:41

 多年にわたり防犯活動に尽力した個人・団体に贈られる、本年度の全国防犯功労者表彰で、函館西防犯協会の佐藤幸太郎副会長(74)が金章を受章した。44年にわたる活動が認められた。金章受章は全道でも5人、道警函館方面本部管内で唯一。そのほか、同協会の北西明会長が銀章、出口健三副会長が銅章を受けるなど、同方面本部管内では計8人が受章した。

 東京でこのほど開かれた全国地域安全運動中央大会の席上で表彰式が行われた。個人表彰の銀章は全道12人、同方面管内2人、銅章は全道30人、同方面管内で5人。団体は全道1団体のみ。

 函館市町会連合会長、大町町会長も務める佐藤会長は、町会役員となった1959年から防犯活動に尽力。西防犯協会も61年の発足時からの会員で、以来、街頭啓発などを通じて地域の安全に尽力してきた。

 9日午後1時半から函館西署で伝達式が行われ、佐藤副会長ら西防犯協会の受章者3人が、山本忠輝署長から賞状を受け取った。

 入会間もないころ、強盗事件の際に同署の捜査に協力したのが最も印象深いという佐藤副会長は「協会や西署のみなさんのおかげ。体の続く限り、安全・安心の街づくりに貢献したい」と感想を述べていた。銀章の北西会長は「1人の受章ではなく、みんなの受章」、銅章の出口健三副会長は「これからも防犯活動をPRしていきたい」とそれぞれ話していた。

 このほか同方面本部管内では、銀章に松前地区防犯協会の葛西辰瑞理事、銅章に函館市中央地区防犯協会の川端和雄監事、千葉敬司、工藤敏夫、渡部進の3理事がそれぞれ受章している。(福士雅巳)

提供 - 函館新聞社



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