公立保育園民営化に反対
update 2003/10/10 11:38
函館市が公立保育園12園の民営化を進める方針について、函館保育連絡会(五十嵐進会長)は9日、市役所で会見し、「財政難のツケを子供たちに回している」として、民営化に反対する声明を発表した。同会は今後、市に対して反対運動を働きかけていく方針。
同会は民間保育園の父母会や保育士、学童保育関係者など14団体および個人で構成する団体。
声明によると、子育てをめぐる環境が厳しくなる中で、公立保育園の民営化は「地域の保育に行政が直接的責任を持つことの放棄」ととらえており、公立保育園に通う園児や父母・職員に不安を与えるとしている。
市の計画案では、桔梗保育園(桔梗3)を来年度から、05―09年度に8園、10年度以降に3園の民営化を想定しており、現在、社会福祉法人を対象にした説明会を開催している段階という。
市は9日夜、桔梗保育園で保護者向けの説明会を初めて開催。50人が出席する中、職員定数減や保育サービス低下などの懸念から、民営化に反対する意見が相次いだ。市は残る11園についても、順次説明会を開く方針としている。(千葉卓陽、仁科裕章)
提供 - 函館新聞社
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