萩野さん、市に1000万円寄付
update 2003/10/9 11:06
函館市松川町のアパート経営、萩野マツさん(85)が8日、1000万円を函館市に寄付した。目が不自由なため、障害者福祉への活用を望んでいる。
萩野さんは60歳ごろに網膜症を発症。同じ境遇にある障害者に役立ててもらおうと、年金などで蓄えた貯金を寄付することにした。
この日は長女の大谷厚子さん(54)=同市湯川町=に付き添われ、市役所を訪問。市長室で井上博司市長に1000万円の目録を手渡した。井上市長は感謝状と花束を贈り、「ありがとうございます。有効に使わせてもらいます」と感謝していた。
市福祉部によると、寄付金は、市社会福祉施設整備基金に積み立てるほか、点字図書など視覚障害者福祉の充実に活用するという。萩野さんは「自分が視覚障害者で寂しい思いをした。視覚障害で苦労されている方を助けてあげてほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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