14日から「エクスパック」開始

update 2003/10/6 11:42

 日本郵政公社は、500円で全国どこへでも届ける定型小包郵便物「EXPACK(エクスパック)500」の取り扱いを14日から始める。函館―東京間は、同公社の「ゆうパック」からみると半額以下という低料金。ポストへの投函も可能で、翌日配達(一部地域を除く)という速さも備えている。書類の束や生活雑貨などを送る新たな手段として函館でも注目されそうだ。

 エクスパックは縦34センチ、横24・8センチの厚紙でできた大型封筒で、重量制限は30キロ。厚さ2センチの箱型にも折り膨らませることができる。料金はプリペイド式で切手は不要。郵便局に足を運ばなくてもポスト(丸型を除く)に直接投函できるのが特徴となっている。

 今年4月21日から東京都心3区(中央、千代田、港)、6月2日から大阪市の2区(北、中央)で試験導入しており、計5地区で8月末までに20万個の取り扱いがあったという。

 最大の魅力は「全国一律500円」という料金。「ゆうパック」の最も安い設定は「重量制限2キロ」で、函館からの郵送料は市内510円、東京1020円となっている。エクスパックに入るものであれば、函館から道外への郵送はエクスパックの方が格段と安い。函館中央郵便局郵便課によると、A4判の普通紙であれば約200枚、ビデオテープは3本が入る。このほかCDや書籍などにも有効という。

 郵送に当たっては、貴重品や危険物は送付禁止で、ゆうパックと異なり損害賠償の保障がないので、ガラスや陶器類などの割れ物、精密機械などの壊れ物、生ものなどは送らない方が良い。また、依頼主保管用シールとバーコードを印刷した配達証ラベルが張り付けられており、発送後の配達状況が確認できるという。

 同課では「スピーディーで格安という利便性の高いサービス。一般利用のほか、東京や大阪などの主要都市に本社がある企業などにも最適」と話している。

 エクスパック500は現在、各郵便局で注文受け付け中。導入後は各郵便局窓口、郵便切手類販売所、コンビニエンスストアなどでも購入できる。問い合わせは同課22・5745。(池田比佐史)

提供 - 函館新聞社



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