全道身体障害者福祉大会・14年ぶりに函館で開催
update 2003/10/5 11:20
全道身体障害者福祉大会が18、19両日、函館市民会館で開かれる。函館での開催は14年ぶり。障害者ら約1000人が参加し、全体会議や分科会を通じ、障害者を取り巻く環境の問題点などについて意見を交わす。主催者で事務局を務める同市身体障害者福祉団体連合会では「せっかくの函館開催なので、函館の良さを知って帰ってもらいたい」と大会の成功に意欲を燃やしている。
誰もが相互に人格と個性を尊重し合う「共生社会」の実現を目指すのが目的で、今回で52回目。同連合会と市、道身体障害者福祉協会、同市社会福祉協議会が主催する。
これまでは札幌での開催が多いが、同市民会館にエレベーターが設置されて障害者が使いやすくなったことや、地元の開催意欲の高さなどから、函館開催が決まった。
各地の代表者らからさまざまな提案が出される。同連合会は「社会環境に応じた施策を」とする議題を提出の予定。障害者の在宅就労問題解決策として、情報通信技術取得制度の地域浸透を訴えるほか、障害者の自動車保有推進策などを示す考え。
また、道視力障害者連合会のメンバーで函館在住の有田幸司さんも「支援費制度の見直しについて」と題し、行政に見直し求めていくことを提案し、市町村ごとのサービス格差是正について意見を述べる方針。
同連合会では「限られた時間だが、できる限り、函館の良さ知ってもらえる大会にしたい」と、地元高校生、楽団によるアトラクションなども企画中。また、函館の温かさを伝えてくれるボランティアを募集している。
大会やボランティアの問い合わせは、同連合会TEL26・8156、ファクス26・8162。大会への参加希望者は、参加費2000円(資料代と2日目の昼食代込み)を、函館市若松町33の同市総合福祉センター内同連合会に持参する。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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