上磯、乳幼児医療費助成を小学卒業時まで拡大検討

update 2002/12/18 11:02

 上磯町は、現在対象を小学校入学前までとしている町独自の乳幼児医療費助成制度(保険医療分)について、上限を小学校卒業までに拡大する方向で検討に入った。児童の健康増進を図るほか、子育て支援や少子化対策を強化することが主な狙い。道内では後志管内留寿都村など5町村が助成対象を小学校卒業までとしているが、上磯で実現すれば渡島・桧山管内で初の試み。

 17日の定例町議会一般質問で、海老澤順三町長が蠣崎孝議員の質問に答え明らかにした。

 道は現在、同助成制度の対象を入院で6歳の誕生月末まで、通院で3歳の誕生月末までとしており、道と市町村がそれぞれ予算を出し合い、医療費を全額負担している。

 一方、同町は1999年7月から独自に、対象を入院・通院いずれも就学前までに拡大した。今回は制度の一層の拡充を目指し、財政とのバランスを考慮しながら、実施への検討作業を進めている。

 同町保険福祉課の試算によると、助成対象の拡大で新たに必要な費用は年間、約6000万円で、現行の独自助成分と合わせると、1億2000万円程度となる見込み。

提供 - 函館新聞社



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