金融機関に不安・不満5割
update 2003/10/2 13:11
渡島・桧山管内の主要84社のうち、51%の企業が金融機関に不安や不満を抱えていることが1日、日銀函館支店のアンケートで明らかになった。企業側にとって、金融コストの上昇につながる分野での不安・不満が目立っており、同支店は「各金融機関が最近進めている手数料ビジネスの浸透は難しい」とみている。
不安・不満の内訳(複数回答)をみると、最も多かったのは「手数料の引き上げ」(56%)。次いで「借入金利の引き上げ」(23%)、「貸し渋り・借入金の回収強化」(21%)―などが続いた。
また、取引金融機関の見直しについては「考えている」は26%で、金融機関への期待は「無い」が56%にも上った。期待する内容の内訳(同)は「情報提供機能の強化」(57%)、「事業性や技術力の適切な評価(担保主義からの脱却)」(26%)、「経営コンサルティング機能の強化」(17%)―などだった。
最近の道南金融情勢は、店舗の統廃合や銀行間の経営統合、店舗の移転などで激変している。アンケートは、取引企業の反応を探ろうと9月の企業短期経済観測調査(短観)=8月28日―9月30日実施=に合わせ、96社に行った。
提供 - 函館新聞社
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