工藤さんがＣＤアルバム「函館物語」発売

update 2003/10/1 10:15

　地元から函館の歌を発信しようと、函館市本通の工藤瞬二さん（５１）が、オリジナルのＣＤアルバム「函館物語」を自主制作し、１日から発売を開始する。函館をテーマにしたオリジナル曲ばかり９曲を収録しており、かかわったスタッフもほとんどが地元住民。「函館の歌を函館の人と函館の人のために作った。みんなに歌ってほしい」と、ＰＲしている。

　工藤さんは、函館出身。東京でバンドのベース＆コーラスとして活躍した後、１９７７年に函館へ戻り、市内本町にライブスナック「チャップリン」を開店。店内で歌うなど、長年歌とかかわってきたが、ＣＤの発売は初めて。

　会長を務める「函館のイメージソングを創る会」の活動から、多くのオリジナル曲が生まれたことがきっかけになった。収録曲のうち、５曲が同会から誕生、会員の詞に工藤さんが曲をつけた作品もある。

　橋本たかしさん作詞、工藤さん作曲の「路面電車に揺れて」は、２日開幕の第６回全国路面電車サミットｉｎ函館大会のパーティーで披露することにもなっている。

　ロック、ジャズ、歌謡曲、ポップスなど、収録曲の雰囲気はさまざま。８曲中６曲を工藤さんが歌っており、同店スタッフの藤森雄一さん（２３）らの協力を得て店内で録音した。

　工藤さんは「多くの人の協力があってできた。機材や歌唱力はプロにはかなわないが、函館に対する思いや情熱は負けない」と、出来栄えに自信をのぞかせている。

　定価１５００円。同店やＦＭいるかなどで扱っている。問い合わせは、同店ＴＥＬ５６・４４５７。

提供 - 函館新聞社

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