市内で模造紙幣発見
update 2003/10/1 10:14
複写機を使って作られたとみられる模造1万円札が30日までに函館市内で見つかり、函館中央署に届けられた。模造紙幣は、一見して“手作り”と分かるが、同署では、通貨の模造などを禁止している通貨及証券模造取締法に違反する可能性もあるとみて調べている。
28日夕方、桔梗4のスーパー駐車場に落ちているのを七飯町の女性(44)が発見し、同署に届け出た。
模造紙幣は、透かしがなく、色が青っぽいほか、印刷が極めて不明りょう。1万円札の表と裏を印刷して張り合わせてあり、一部がめくれ上がっているなど、粗雑な作りとなっている。
通貨及証券模造取締法に違反すると、1カ月以上3年以下の懲役に処せられる。また、模造紙幣を使用目的で作った場合、通貨偽造に当たる可能性もあり、その場合は、無期懲役か3年以上の懲役が科せられる。
同署では「複写機やパソコン周辺機器などの普及と技術発達で、簡単に模造紙幣を作れるようになったが、いたずらのつもりでも絶対模造紙幣を作ったりしないように」と話している。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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