函館国際貿易センター誕生
update 2003/9/30 10:22
函館市の貿易・港湾振興を担う第3セクターの株式会社「函館国際貿易センター」が29日、設立された。同日午後3時からホテル函館ロイヤルで創立総会が開かれ、代表取締役社長に函館市の木村孝男助役、同専務には山本博志・函館極東貿易協同組合専務理事がそれぞれ就任したほか、両氏を含む取締役6人、監査役2人を置いた。事務所は函館商工会議所内に置き、10月から営業を開始する。
同センターは、市が推進する「国際貿易・港湾振興プロジェクト」の推進母体として設立。サハリン沖石油・天然ガスプロジェクトへの取り組み体制充実のほか、港町ふ頭のコンテナヤード整備による函館港の活性化を目的としている。
創立総会には関係者約40人が出席。取締役、監査役選任後に第1回取締役会が開かれ、社長に木村助役、専務に山本氏を互選した。木村助役は社長就任にあたり「経済界と連携し、地域経済の活性化を図るために全力を尽くしたい」とあいさつした。
同社は設立時の資本金3000万円で、600株を発行する。発起人4者のうち、市が51%にあたる306株(1530万円)を、函館商工会議所が10株(50万円)函館極東貿易協同組合50株(250万円)函館海運14株(70万円)を出資。残る220株(1100万円)は港湾、貿易関係企業18社が出資した。
事業展開は、〈1〉産業支援(貿易支援、ビジネス企画、ポートセールス)〈2〉貿易促進(海外、国内ビジネス)〈3〉ふ頭業務(コンテナヤードなど運営に関する個別業務)の3部門で図り、設立時は固定資産を持たないソフト運営会社として、〈4〉以外の業務を行う。
社長、専務以外の取締役、監査役、および発起人以外の株主は次の通り。(敬称略)
▽取締役=木下宏平(函館海運代表取締役)泉清治(函館空港ビルデング代表取締役)兵頭法史(共栄運輸代表取締役)森川基嗣(森川組代表取締役)
▽監査役=石井直樹(函館市収入役)野崎隆夫(函館商工会議所理事事務局長)
▽株主=道水、エスイーシー、函館空港ビルデング、魚長食品、森川組、共栄運輸、共同通船、第二物産、テーオー小笠原、日本化学飼料、函館どつく、函館ポートサービス、富士サルベージ、函港作業、道南自動車フェリー、函館丸和港運、北洋塩業、松本組
提供 - 函館新聞社
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