中央署にベビーベッド設置
update 2003/9/30 10:18
函館中央署の受付窓口前にこのほど、ベビーベッドが設置された。乳幼児を抱えて訪れる人々への配慮で、全国的にも珍しい取り組み。細やかな心づかいは、市民からも好評。市内の育児関係者などからは「全国的な流れになってくれたら」と期待の声が上がっている。
ベッドは、運転免許や車庫証明関係などの受付窓口前に1台を置いた。大きさは、高さ83センチ、縦1メートル25センチ、横78センチ。同署では「年間の利用は数件としても、必要な心づかいでは」と設置したが、19日の設置以降、書類に記入する際に子供をベッドに乗せる女性の姿などがみられ、「予想以上に需要があった」(同署)という。
設置のきっかけは、現場の署員らの声をくみ上げようと以前から署内に設けている「提言箱」への投書。乳幼児を抱えていた女性が不便そうにしていた様子の報告を受けて、実施した。同署では今後も提言箱を存続させ、形にとらわれないアイディアを求める方針。
今回の配慮について、市中央福祉事務所子育て推進課育成係は「幼児を抱えた母親などは、外出先で不便を感じることは多いはず。喜ばしいこと」と歓迎している。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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