森でキノコ鑑定会

update 2003/9/29 10:25

 【森】函館キノコの会(石垣充一会長)のキノコ鑑定会が28日、グリーンピア大沼の第2グラウンドで開かれた。同会会員や一般参加のキノコ好き約50人が、今時期に道南で採れるキノコの毒の有無や食の適・不適などについて学んだ。

 同日の午前中に会員が駒ケ岳周辺の山林から採集した当日物と一般参加者の持参物、合わせて約100種が集まった。「おいしく食べられる(食適)」と「有毒、または食べてもおいしくない(食不適)」に分けた後、それぞれに名札を付け、参加者の質問に答える形で実施した。

 石垣会長はキノコの採り方や食適の可否などについて「どの木と共生するか調べれば採りたいキノコを探しやすい」「嫌なにおいのキノコは毒があるか、食不適と考えた方が無難」などと説明。「キノコは色や形が成長や環境によって変化するので図鑑では分かりにくいことも多い」と、判別の留意点についても触れた。

 また、外見から見分けにくいクサウラベニタケ(有毒)とハタケシメジ(食適)の判別法の1つとして「キノコの傘の付け根から切って、一晩、白い紙の上において置けば、クサウラベニタケの場合は紙の上に赤い胞子紋ができる」と紹介。このほかにも類似種の区別の仕方を数例、説明すると、参加者は感心した様子でメモを取るなどしていた。

 道南の主なキノコの採取シーズンは10月末ごろまで。石垣会長は「うろ覚えの知識で食べたり、人にあげたりしないこと。採取したキノコは、図鑑で調べるより専門知識のある人に見てもらうのが一番」と話していた。(池田比佐史)

提供 - 函館新聞社



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