歴史振り返り発展誓う

update 2003/9/28 10:22

　函館商業高校定時制課程創立１００周年を記念した式典が２７日、同校体育館で開かれた。在校生や教職員、卒業生、来賓らが、１００年を振り返りながら、母校のさらなる発展を誓った。

　同校定時制は１９０３（明治３６）年に創立。道内で最も歴史のある定時制高校の一つとして、これまで４９００人を超える卒業生を送り出しており、本年度は１―４年まで男女合わせて約８０人が働きながら勉強に励んでいる。

　式典で欅田清治校長は、これまでの先輩らの努力をたたえ「伝統を継承し、夜学としての誇りを持って今後も充実発展し後輩に引き継いでいく」とあいさつ。来賓の西尾正範函館市助役らが祝辞を述べた後、在校生を代表して生徒会の中川弘規会長（４年）が「１００年という重みを受け止め、先輩たちの伝統を守り、新たな１ページを築いていきたい」と誓った。最後は在校生と卒業生が一緒になって校歌を斉唱した。

　式典後はテレビディレクターでタレントの伊奈かっぺい氏の記念講演会や祝賀会が開かれ、節目の年を祝った。（小豆畑　栄）

提供 - 函館新聞社

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