来月4日、自殺予防講演会

update 2003/9/28 10:22

 中高年の自殺の現状と予防法について学ぶ講演会が10月4日午後1時半から、市総合保健センターで開かれる。「働き盛りの自殺を防ぐには」がテーマで、主催する函館地方精神保健協会(三上昭廣会長)は「うつ病を中心とした“脳の機能障害”について、正しい知識を学んでほしい」と広く来場を呼び掛けている。

 講師は、防衛医科大学防衛医学研究センター行動学科研究部門の高橋祥友教授(東京在住)。高橋教授は精神科医で、自殺予防の国内第一人者として知られる。

 テーマを変えながら、毎年2回実施している恒例の講演会。今回は、国が推進する「健康日本21」の中で、年間3万人以上の自殺者を、2010年までに2万2000人以下にするという数値目標が打ち出されたことを受け、「自殺について正面から論じることにした」(同会)という。

 また、健康日本21では「十分な睡眠の確保」も求めている。抑うつ状態の場合、ほとんどの人に睡眠障害がみられることなどから、「不眠症」についても触れられる見通し。

 三上会長は「自殺者の7割は病気とみられるが、病院にかかっていた人は少ない。中年のゴールデンタイムを無駄にしないためにも、講演を聞いてほしい」と訴えている。

 入場無料。問い合わせは市立函館保健所保健予防課精神保健係TEL32・1534。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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