20歳未満の妊娠の人工中絶103件
update 2003/9/27 12:14
函館市内の20医療機関で昨年度下半期(2002年10月―03年3月)に行われた20歳未満の妊娠の人工中絶が103件に上っていることが26日、市立函館保健所の調査で分かった。同期の総中絶件数788件のうち、13%を未成年者が占める結果となった上、12歳で中絶が行われたケースもあり、中絶の若年化が進む片りんが明らかになった。
未成年者を年齢別でみると、最も多かったのは19歳の40件。次いで18歳が22件、17歳が21件、16歳が13件、15歳が5件、14歳が1件、12歳が1件―と続いている。
調査は、増加する未成年者の妊娠中絶の実態を把握しようと初めて行った。産婦人科など市内20医療機関に実施した。
同保健所は若年層の望まない妊娠への対応策として「避妊具の着用など性教育の啓発しかない」とみており、高校生や中学生への講演回数を増やすなど、対策強化する考え。「すべての医療機関で行ったわけではないので、完全に把握できてはいない。これからも注視していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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