公立高校再編を考える懇話会が初会合
update 2003/9/26 10:09
函館市内の公立高校再編案を協議する「函館の公立高等学校再編を考える懇話会」の初会合が25日、市役所で開かれた。函館市内で普通科を持つ公立高校5校を対象に、単位制、通信制高校や総合学科などの在り方なども視野に入れて協議する方針を確認した。また、会長には小笠原愈氏(函館大学学長)、副会長には新開谷央氏(道教育大函館校教授)を互選した。
冒頭で金山正智教育長が「新しい時代を見据えた議論が重要。再編を含めた公立高校の在り方について、論議を深めてほしい」とあいさつ。青木完二市教委学校教育部指導室長が、渡島第1学区の間口削減の推移や中卒者の推計を報告し、「道教委の方針を基にすると、現在5校で合計29ある間口が(中卒者の減少で)2007年には24間口になると試算している。5校を4校にすることで、各6間口になる形を考えたい」と述べた。
各委員は「最低限1校6間口は必要で、1日も早く方向性を決めるべき」とした一方、「少子化にかかわらず親や生徒のニーズが多様化しており、総合学科や単位制高校の導入で対応しては」「学級の定数を減らし、一人ひとりをじっくり教育すればよいのでは」などの意見も出された。
提供 - 函館新聞社
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