西武函館店の元従業員就職相談会
update 2003/9/26 10:05
8月10日に閉店した西武函館店の元従業員を対象とした離職者総合相談会が25日、函館市内のホテルで開かれた。再就職先が決まっていない元従業員約120人のうち、84人が来場、函館職業安定所(ハローワーク函館)や自治体などから、再就職や雇用保険手続きについての説明を受けたほか、個人相談などを行った。
同店退職者に限定した求人は、他の百貨店など7社からの11人と少なく、参加者のほとんどが厳しい面持ちで相談会に臨んだ。
40代のある女性は「子供がいるので働かなければならないが、この年齢になるとなかなか再就職先は見つからない」といい、30代の女性は「販売員だったキャリアを生かし、同じ職種で働きたいが、それも難しそう」と漏らした。
一方で前向きな声もあり、30代の男性は「閉店を知ってから大型の自動車運転免許を取った。道内の交通関係で働きたいので、それまで就職活動を続けたい」と話していた。
閉鎖後に雇用が確保されたのは他店に異動した正社員やなんらかの形で再就職が決まった人など約20人で、残りの約120人は未定のまま。同店の離職者相談会は今後開かれる予定はなく、参加者の中には不安の声を上げる人もいた。
提供 - 函館新聞社
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