道南の稲刈り作業始まる

update 2003/9/25 13:11

 【七飯】実りの秋の到来を告げる稲刈り作業が、道南で始まった。しかし、今季は夏場の低温・日照不足などの影響で、大幅な収量の減少が確実視されており、どの農家も厳しい表情で出来秋を迎えている。

 渡島支庁によると、同管内の今月15日現在のコメの生育状況は、平年より14日遅れ。また、実が入らない不稔(ふねん)の割合もかなり高いとみられており、近年にない不作が見込まれている。

 七飯町鶴野の工藤大司さん(64)方では23日、稲刈り作業をスタート。水田ではコンバインが忙しく動き回っている。ただ、稲は実入りが悪いため、本来であればこうべを垂れる稲穂も、真っ直ぐに伸びている姿が目立っていた。

 工藤さんは「収穫量は平年の5割前後にまで落ち込むのでは。1993年の不作よりは、やや良いが、非常に厳しい結果だ」と顔を曇らせていた。

提供 - 函館新聞社



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