桔梗保育園を民営化

update 2003/9/23 10:08

 函館市は22日、2004年度に桔梗保育園を民営化する方針を明らかにした。公立保育園の民営化第1号で、10月上旬から市内の社会福祉法人と協議を進め、運営主体の選定に入る。市は05年度から09年度8園、10年度以降に3園の民営化を想定している。

 市議会民生委員会で示した。桔梗保育園(桔梗3)は定員90人で、2003年4月現在、85人が通園。施設は鉄骨造り平屋、延べ床面積621平方メートルで、1996年に建設。市は通園者数の推移、保育ニーズ、建物などを勘案し、「比較的新しく、大規模改修を必要としない」(福祉部)ことなどから、同園を最初の民営化施設に決めた。

 運営主体の選考基準を決定したうえで、10月上旬に社会福祉法人を対象にした説明会を開催。土地や建物の貸与方法は〈1〉改修せずに土地、建物を貸与する〈2〉改修して土地、建物を貸与する〈3〉土地を貸与し民間法人が整備する―などを想定し、年内に移管先を決める考えだ。

 05年度から09年度までの5年間については、湯川、さくら、深堀、鍛治、美原、亀田港、石川、湯浜の8保育園が対象。「アウトソーシング(外部委託)推進計画案」の計画期間(04―09年度)終了後も継続し、10年度以降は第2港、花園、赤川の民営化に取り組む。

 市福祉部は「多様化する保育ニーズに対応するために、民間の特性を生かした保育サービスの実施が必要」と説明。「民営化後も助言指導を行い、実質的な行政責任は変わらない。施設設置者と保護者がサービスの点検評価を行う事業の導入を促進する」としている。

提供 - 函館新聞社



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