とろろ昆布のインスタントスープ開発
update 2003/9/22 10:12
食品加工メーカーの陽樹(本社・函館市吉川町7の26、斉藤忠社長)は、根室市の歯舞漁協と共同で、とろろ昆布のインスタントスープを開発した。現在は同漁協の直営店など、道東だけで販売されているが、近くスーパーを中心に全道で展開する予定。同社は「風味も良く、ヘルシーなのでぜひ食べてほしい」と話している。
原材料は歯舞産のネコアシコンブを100%使用。食べ方は、カップにとろろ昆布と粉末を入れ、お湯を注ぐだけで、手軽に食べられる。価格は1袋5パック入りで400円。6月からテスト販売を行っているが、8000袋以上、売れており手応えを感じている様子。「健康志向が強まる中、繊維質が多く、低カロリーなとろろ昆布はもってこい」(同社)と期待を寄せている。
同社は既に、南茅部産や利尻産のとろろ昆布を使ったインスタントスープを製造販売しており、そのノウハウが買われ、昨年、共同で研究することになった。同社はこれまで、ユニークな商品開発の傍ら、販路拡大にも積極的で、25日から大阪で開かれる、北海道物産展に出店する予定。イカゲソやニシンを昆布で巻き、酢漬けした「甘酢花いか」「甘酢にしん花巻」など関西圏の味覚にターゲットを絞った商品をPRする。
提供 - 函館新聞社
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