函館山登山道の巨大矢印に地元町会員ら評価

update 2003/9/20 10:27

　進行方向を示す矢印を規格外に大きくした道道立待岬停車場線（函館山登山道）のゲート付近交差点でこのほど、函館西署員と地元町会員らが合同で道路診断を行った。参加者は巨大な矢印に「これを見落とす人はいないのでは」と強化対策を評価している。

　地域住民の声を実現化しようと道警が推進している「はまなす活動」の一環。青柳町会などから「登り専用道路を下る車両が多い」との指摘を受けて、同署が対策に乗り出した。

　参加者は増設した右折の看板や、規格の倍近い大きさの路面上の矢印を確認。下山する車両がスムーズに右折すると、安どの表情を浮かべていた。

　同署では、「道を知らない観光客が勘違いで登り専用の道に進入しないようにしたい」としており、予算がつき次第、点線で誘導線を引くなどの対策を追加する予定。

　青柳町会交通部長の信太政（しだ・まさし）さん（７５）は「提言から対策までが素早く、感心している。このような、地道な努力が重大事故の発生を防ぐのでは」と話していた。（後藤泰良）

提供 - 函館新聞社

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