定例市議会一般質問

update 2003/9/19 10:42

　函館市議会定例会は１８日、一般質問を終えた。この中で木下修一土木部長は本年度から２カ年で、市内滝沢町の中の沢ごみ埋立処分場跡地に整備するパークゴルフ場について、年間を通じて利用できる「シーズン券」を発行する方針を明らかにした。値段や発行時期などは未定としている。

　同パークゴルフ場は、約６ヘクタールの埋立場跡地に３６ホールを備え、今秋にも工事に着手。来年６月に一部、同９月には全面供用開始を予定している。総事業費は約２億５０００万円。

　木下部長はシーズン券発行について「これまでも利用者から要望があり、利便性や利用促進のためにもあっていい」とした上で、同パークゴルフ場新設に伴う都市公園条例改正の際に、既存の志海苔、白石公園と併せる形で「形態や発行時期を検討したい」と述べた。

　熊坂成剛議員（民主・市民ネット）の質問に答えた。

　本会議は２６日まで休会。議案は委員会に付託され、１９日の市町村合併調査特別委員会、２２日の総務、経済、建設、民生の各委員会に、論戦の場は移る。このほかの主な質疑は次の通り。

　熊坂議員　５市町村の合併後の予算比率や交付税額、合併特例債などの財政支援措置の見通しを。

　井上博司市長　普通交付税は各年度ごとに５市町村それぞれで算定した額を合算する。特例債は建設計画の事業などに加え、将来的な償還も考慮し、活用額を検討したい。

　熊坂議員　恵山クリーンエネルギー開発の計画売電量と実績は。

　井上市長　昨年度は計画売電量６００万キロワットに対し、実績は約１６５万キロワット。当期損失は約４７００万円で、建設費の償還残高は約４億９６００万円と聞いている。


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　上谷俊夫議員（無所属）　東川小学校の跡地広場は、道立函館水産試験場の移転が決まるまで市民に開放してはどうか。

　吉田明彦財務部長　今年７月からグループ、団体を対象に利用を認めている。今後も同様の対応を図りたい。

　上谷議員　函館山の御殿山第２砲台跡を早急に整備すべきだ。

　井上市長　現在、利活用可能な砲台跡地の現況測量調査や劣化診断を計画的に行っている。修復整備も計画的に行いたい。


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　竹花郁子議員（同）　外部委託について、民間非営利団体（ＮＰＯ）などから意見を聴く考えは。

　井上市長　ＮＰＯとの懇談会の場で意見を聴くことを検討している。

　竹花議員　米海軍第７艦隊旗艦「ブルーリッジ」の入港について、国に出向き再考を求める考えはないか。

　井上市長　今回の件については日程がとれないが、これまでも何度か外務省に出向き、地域の声を伝えてきている。（千葉卓陽、仁科裕章）

提供 - 函館新聞社

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