市内民間病院でも名義借り明らかに
update 2003/9/18 13:09
17日の函館市議会定例会一般質問で、板倉一幸議員(民主・市民ネット)が、道内各地の病院で次々と明るみに出ている医師の名義貸し問題についてただした。同議員は「市内の民間病院1カ所で名義借りを行っていると聞いており、道が実施する病院監査の中に、市内民間病院2カ所が対象に上がっている」と述べ、市の対応を追及した。
石井敏明保健所長は、市内32カ所の民間病院に年1回立ち入り検査を実施していることを明らかにした上で、「免許証や出勤簿などを参考にし、ほぼ正確に調査できている。市内で名義借りは行われていない状況だ」と明言。ただ、「立ち入り検査以外の時に、100パーセント大丈夫だと断言するのは難しい」と述べるなど、含みも持たせた。
これに対し同議員は、自ら調査したという民間病院の名義借りの実態を示した上で、「立ち入り検査では分からない部分を発見する手立てを作るべき」と詰め寄ったが、石井所長は「今月25日に行われる道の担当課長会議を参考にしながら、実態を反映するよう努めたい」と述べるにとどまった。
提供 - 函館新聞社
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