函館山登山道の下山口に右折矢印

update 2003/9/18 13:08

 「道道立待岬停車場線(函館山登山道)の右折しかできない降り口を直進する車両が多い」―。地域住民の声を受けて、函館西署ではこのほど、同所の進行方向を示す路面の矢印を「規格外」に大きくするなどして、道を知らない観光客らが直進しないようにした。同署では「重大事故発生を未然に防ぐ」としており、今後も、点線で右折を促す誘導線を引くなどの対策を実施する方針だ。

 問題の場所は、函館山山頂に通じる一本道のゲート付近。上るときは函館護国神社横を抜けていくが、降りるときは、函館公園側に右折しなくてはならない。観光バスの往来も激しく、下山する車両が上り専用の道路に入ると、重大事故につながる危険性が高い。

 十字街交番と青柳交番が、青柳町会(伴国雄会長)などから「護国神社の道路に直進する車両が多い」と同交差点の危険性について指摘を受け、同署が対策に乗り出した。道警が推進する各交番が地域住民の声を聞き、実現化を図る「はまなす活動」の一環。

 矢印は、通常15センチ幅で長さ5メートルだが、同所の矢印は幅30センチ、長さ7メートル。公安委員会に規格外の申請をして実現した。また、右折の標識に木の枝が掛かるなどしていたことから、市土木部に要請して枝をせん定したほか、1個しかなかった進入禁止の看板を2個に増やすなどした。

 ただ、同交差点で誘導に当たるなどしている警備事務所では「標識を無視して直進する車両や、禁止されているバイクでの乗り入れも多い」と指摘。同署では「悪質なケースが目立つ場合は、標識の整備などだけではなく、取り締りの強化も視野に入れる」としている。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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