知内町しおさい園で昭和期の茶の間などを再現
update 2003/9/18 13:07
【知内】高齢者総合福祉施設知内しおさい園(七尾大寿施設長)は、敬老の日にちなんだ企画展示を行っている。昭和期の民家の茶の間の再現や、町内のお年寄りの絵画作品などが、施設内に彩りを添えている。25日まで。
同園は利用者に敬意を表そうと、今年初めて展示を企画。町郷土資料館からも協力を得ている。
施設の一角に設けた展示会場は、初代の大型電気洗濯機やモーターバイクなどを所狭しと展示。畳の上には、ちゃぶ台や木製のタンス、大型テレビなどを置いた。
農作業中に幼い子供を寝かせておく、わらで編んだ揺りかご状の入れ物や、収穫したジャガイモなどを入れ、背負って運ぶ木製の運搬具など、昔をほうふつとさせる貴重な品々が並び、来場者は懐かしそうに見入っていた。
また、知内の海岸を描いた水彩画や書道、刺しゅうなど、町内のお年寄りから募集した力作20点以上がそろった。
網走管内斜里町から来町し、入所利用している田村敏さん(86)は展示を前に「懐かしさとぬくもりを感じました」と、穏やかに語っていた。
提供 - 函館新聞社
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