目標定め省エネ作戦
update 2003/9/15 09:54
渡島支庁は、環境重視型社会の構築に向けた取り組みの一環として、昨年度から紙使用量の削減、節電・節水、ごみ排出量の削減などに取り組んでいる。項目ごとに具体的な目標を設定しており、同支庁は「業務に支障のない範囲で、無駄なエネルギー消費を抑えていきたい」(環境生活課)としている。
道庁が昨年、環境管理の国際規格ISO14001の運用を始めたのに合わせ、全14支庁で実施している。
同支庁では、渡島合同庁舎に入居している函館土現、渡島保健所、渡島教育局、計量検定所函館支所、実習船管理局、渡島海区漁業調整委員会を含め、庁舎全体で削減に取り組んでいる。
昨年度の実績は、電気使用量が2・7%減(削減目標1・5%)、自動車燃料4・6%増(同2%)、コピー紙使用量5・4%減(同10%)、灯油使用量34・5%減(同2%)、ごみ排出量0・4%増(同1・2%)、都市ガス使用量6・7%減(同1%)などで、削減目標は同規格を取得した2000年度との対比。
軽装の励行や比較的冷涼な夏だったことから庁舎内の冷暖房が抑制でき、燃料となる都市ガスの使用量は目標をクリア。ただし、同課は「暑かったり、寒かったり、気候により変動するのでは」とみている。目標が達成できなかった自動車燃料は「公用車が1台増えたのが増加した原因の一つ」という。
同支庁は本年度も電気使用量3%、自動車燃料5%、コピー紙10%、灯油2%、ごみ2%、都市ガス前年度並み―などの削減目標を設定し、昼休みの消灯や軽装の励行、アイドリング禁止などを実施している。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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