中村舟路さんの句碑除幕

update 2003/9/15 09:50

 5月に94歳で亡くなった函館出身の俳人、中村舟路(本名・浩)さんの句碑除幕式が14日、函館市亀田町17の佛晃寺境内で開かれた。中村さんの辞世の句を彫り込んだ句碑が披露され、中村さんをしのび、俳句仲間らが碑前で吟詠した。

 中村さんは、庁立函館工業学校(現函館工業高校)在学中から俳句に親しみ、地元の俳句結社発足などに尽力。1956年から東京在住。芭蕉翁遺跡顕彰会理事。全国俳誌協会、現代俳句協会の各会員。5月14日に亡くなった。

 句碑の建立は、生前の中村さんの強い希望。遺言を受け、遺族が建てた。石碑には、中村さんの最期の句「下萌えや大地(つち)から育ちし血統馬」が、長男で書家の中村朝山さんの字体で彫られてある。

 除幕式には、俳句仲間や親族ら22人が出席。道南俳句協会の杉野一博会長、中村さんの妻、総子さんら7人の手で句碑を覆った白布が外され、中村さんの愛弟子である北島梅花さん(東京在住)らが辞世の句、哀悼の詩などを吟詠した。式後は、句座も開かれた。

提供 - 函館新聞社



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