道教大函館校の教員免許取得機能を維持
update 2003/9/13 12:34
北海道教育大学(村山紀昭学長)は12日、同大のキャンパス再編について基本方針を発表した。教員養成課程は札幌、旭川、釧路キャンパスに集約し、函館キャンパスは、新課程の中で教員免許を取得できる機能を併せ持つことにする。再編時期については今後2、3年をめどにするとしている。
同大によると、函館キャンパスは現在の新課程をさらに発展させる形で、国際教養や情報文化、生涯学習などの分野で地域振興に貢献できる人材養成コースを設置する。教員養成課程の撤廃による、学校教育の弱体化にならないよう、新課程では小学校教員を含めて教員養成機能を維持する。
教員養成課程は、札幌キャンパスが総合学習など新教育課題に応えられる専攻の充実を図るほか、旭川キャンパスが各教科の学習指導、釧路キャンパスは環境教育、へき地教育と特色づけた内容となっている。
今回の方針について道教大函館校の大坂治分校主事は「(教員養成機能が残ることは)道南の拠点として、教育大学の役割を担うことは当然のこと」とし、新課程の設置については「新しい歴史を作っていくうえで、意味のあること」と話している。
同大の再編については、昨年5月に村山学長が試案を発表して以来、地元からは教員養成課程の維持・存続を求める動きが広がっていた。(小豆畑 栄)
提供 - 函館新聞社
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